【知らないと損】何か勉強するのに使う参考書は実は何でも良いという話

松本のつぶやき

何かを勉強する時にまず初めは参考書から読み始める、と言う方も多いのではないでしょうか?おすすめの参考書がネット上では公開され、書店に行くと見たこともないような参考書までずらりと陳列され、その場にいて本を選んでいるだけでも既に賢くなった気になってしまいますよね。

そんな勉強に欠かせない参考書ですが、いざ買ってみたもののイマイチ勉強が捗らない、購入後に調べてた情報だと別の参考書がおすすめされていた、なんて状況になりあれもこれもと手を出してしまった経験がある人も多いのではないでしょうか?私自身も勉強に停滞感が出てくると、参考書がよくないのかな?とか悩んでいろんな参考書を見てしまうことがあります。

しかし、ここ数年の勉強を通して、この「参考書を選ぶ行為」でかなりの時間とお金を無駄にしてきたんじゃないかなと思うようになったので、なぜ無駄だと思うのかについてお話し、私のように参考書オタクのようになって肝心の勉強があまり捗っていない人がいれば、その方たちには参考書選びではなく、目の前の勉強に意識を向けてもらえればと思います。

1:書かれている内容はほとんど同じ

最初からこれを言ってしまては元も子もないかもしれませんが、参考書を一生懸命選ぶ必要がない理由の一つ目はずばり、書かれている内容が結局どの参考書も同じだからです。

誤解を恐れずに言うとするなら、どの参考書で勉強しても合格することはできるし、合格できないとするならそれは勉強している本人のやり方に問題があるからです。

これを言うと、そんなことない、分かりやすい参考書と分かりにくい参考書はあるし、試験に出やすい範囲をしっかり抑えている参考書もあればそうでない参考書もある、という風に思われるかもしれません。

確かに、全く同じ参考書は存在せず、大事な部分は図解されてたり、アンダーライン・太字が使われて強調されていたりと参考書によってそれぞれ異なった内容に異なった強調の仕方がなされています。しかし、決められた試験範囲の内容を参考書にまとめるわけですから程度の差こそあれ、誰が見ても大事な部分は大事ですし、表現の違いこそあれ大体似通った説明となると思います。まして、私たちに手に取って購入してもらおうと著者が考えるのであれば、それなりの傾向分析などは行った上でどうやったら分かりやすいかと言うことを工夫しながら参考書を作成しているはずです。

なので、初めから「この内容を全部覚えたところで試験にも合格できないだろうけど、これくらいで良いだろう」と思って著者が参考書を作らない限りは、どの参考書でもちゃんと勉強すれば合格できるレベルにまで知識を深めることは可能なはずです。

それなのに、いまいち理解が進まない、過去問に出てきた内容・出やすい内容をカバーできていない、などの理由で手元にある参考書を見限り、巷でお薦めされている別の参考書に手を伸ばして、その参考書を1からやり直す、みたいな勉強をしてしまっていては、書かれている内容は大体同じなので、結局前の参考書と同じくらいのレベルまで行くと停滞することになります。

なので、自分の学習が進まない原因を参考書に求めてもいつまでも現状は変わりません。進まない一番の理由は自分の勉強方法にあるはずなので、これまでのやり方から脱却すべき段階に来たのだと思い、慣れてきた勉強方法を一度捨てて、何が自分にとって一番効果のある勉強方法なのかと言うことを色々試していかなくてはそれ以上先には進めなくなってしまいます。

2:参考書はどこまで行っても参考にしかならない

そして、勉強が進まなくなった時に覚えて思い出すべきなのは、参考書はあくまで参考にするためのものだ、と言うことです。勉強の初めこそ全体を把握する目的で参考書を一通り読むのは勉強方法として有りだと思いますが、いつまでも参考書だけを読んで準備して試験本番で合格できるほど、試験というのは甘くありません。試験に合格するためには、実際に出題された試験問題を解いてみたりして、参考書に書かれている基礎的な知識を使って回答に繋げていく練習をしておく必要があります。

将棋の戦略本を読んでいるだけでプロ棋士にはなれないのと同様に、参考書だけを読んでいても試験の問題は解けるようにはならないからです。

参考書で基礎を学び終えたら、試験の過去問で実際の問題を解く練習をする、そしてわからなかったところを参考書に立ち戻って再確認する。棋士も実際に将棋盤に駒を並べて対局し、戦略本で得た知識を実践で使いながら、ダメだったところをまた反省する、という風にして強くなっていくと思います。試験の準備もそれと同じですね。

なので、参考書が試験勉強のメインの勉強道具となることはそもそもないので、そこまで優先度が高くないし、仮に参考書に出題された内容が掲載されていなければ、幸い今はインターネット上で検索すればいくらでも情報を探してくることができます。

こうした理由で、参考書をいくつも持つ必要はないし、一冊購入する時も特に迷ったりせずに自分が気に入ったものを適当に選んでしまって問題ないと思います。

3:参考書に迷った場合は一番人気を手に取る

参考書を適当に選んでも良いとは言うものの、やっぱり失敗したくないと思うのが人の性だと思います。そんな方にお勧めしたいのは、迷うくらいだったら、調べて一番最初にお勧めに出てきたり、書店で目のつくところに平積みにされている参考書を選ぶことです。

先述したように、

1:参考書はどれもある程度考えられて作られているのだから、内容はどれを使っても同じであり

2:参考書はメインの勉強道具にはならない

ので、どの参考書を選んでも合格することは十分可能なはずです。

なのでその中で敢えて選ばないといけないとするのならば、一番売れている・目に付く感じなら、少なくともハズレではなさそう、という考えのもとでお薦めされていたり平積みになっているものを選び、とにかく書かれている内容に集中して勉強を進めていく、と言うことが大事です。

参考書の良し悪しで自分の勉強に集中できなくなったり、参考書を選ぶのに迷っている時間があるくらいなら、迷わずに適当に手に取った参考書で勉強した方が合格する確率は高くなると思います。

4:まとめ

以上、勉強する時に参考書を選ぶのに迷う必要はない、ということをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?色んな参考書があるので、あれこれ手を出してみたくなる気持ちもわかりますが、参考書を買うだけでは知識は得られず、結局自分がどれだけその試験のための勉強を行えたか、と言うところに学習の進捗、そして合否というのはかかってくると思うので、自分が何を目指しているのか、というところを見失わないように勉強を進めていきましょう!

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