こんにちは、気が付けばスペイン語の勉強を再開して2年くらいが経過しそうな松本です。
スペイン語の勉強を始めたは良いものの、英語を学校で勉強した時よりも圧倒的に不安な材料、
それが単語ではないでしょうか?
英語の単語帳というのは書店にも山ほど売られており、
学校の授業で習う単語だけでも相当な量の単語があるので、
そこまで自分の覚えている単語の量に関して気になることはありませんが、
スペイン語は事情が少し違います。
そもそも出版されている単語帳の数が限られていますし、
文法などスペイン語の基本を学ぶ教材では単語は基本的な単語に限られて使いまわされているので、
接続法まで勉強してみたものの、単語の量が圧倒的に少なくて大した運用能力も身につかない、
と言った状況に陥っている方も多いと思います。
私自身もまさにその状態で文法は大学の時に第3言語としてスペイン語を履修したので、
接続法まではざっと勉強したものの単語を増やす機会がなかったため、
文章を読もうとすると結局理解できないという状態でした。
そんな状態でスペイン語の勉強を再開しDELEを受験するとなった時に、
どのように単語を覚えて行ったのかということを本日はお伝えしていこうと思いますので、
同じような悩みを抱えている方は是非参考にしてみて下さい。
1.単語帳
最初は一番シンプルかつ即効性の高い勉強方法を紹介します。単語の勉強と言えば単語帳ですね。
私がメインで使っていた単語帳はこちらです。
スペイン語の単語帳は数も限られていて、特にDELEの対策のための単語帳となるとほとんどないのではないかと思いますが、そんな数少ない単語帳の中でこの単語帳が一番DELEの対策用には使いやすいかなと思います。
収録されている単語も基本的なものばかりで、DELE A2のレベルの内容を理解するためには充分な単語ばかりですし、中身も単語とその日本語訳と例文となっていて、日本での英語学習に慣れた方ならとっつきやすい内容となっていると思います。
他にも留学中にアメリカで購入した単語用の書籍というのもあるので紹介しておきます。
こちらはDELE対策とかではなく、スペイン語全般の単語を勉強するためのものです。
中身は全て英語なのですが、そこまで難しい内容でもないので理解することは可能だと思います。
単語の覚え方も日本の単語帳とは少し違い、スペイン語で書かれた意味に合う単語を線で繋いだり、
単語の歯抜けになっている部分を埋めたりと、自分でより能動的に新出の単語を用いて問題をこなしていくような様式になっています。
この本の一番の問題点は、問題でわからないところがあっても、
答えが載ってない/一緒には掲載されていないため、すぐに悩みを解決できないところです。
しかし、ただ単語と日本語訳を並べてそれをひたすら覚えるよりも、
違った刺激が得られて、印象にも残りやすいと思うので、
いつもと変わった方法で勉強してみたい、と思われる方にはお勧めです。
2.スペイン語の歌
そして、次にお勧めしたいのは、スペイン語の歌です。
歌を聴いて勉強・映画を見て勉強など、勉強になるはずがないとバカにされるやり方かもしれません。
当然それだけに頼って勉強するのはあまり効率的とは言えないと思いますが、
導入として音楽や映画といった手を伸ばしやすいものを使ってさらに興味を持ったり、
疲れた時に少し箸休めとして用いるのは非常にいい方法ではないかと思います。
日頃の娯楽に使う時間をスペイン語にしてしまうイメージですね。
ちなみに私も大学の授業の間に先生がスペイン語の音楽を流してくれて、
ラテンの音楽の独特のリズムにハマり、それ以来スペイン語をもっと理解できるようになりたい、と
スペイン語学習のやる気が爆上がりしたのを覚えています。
スペイン語の音楽というと、99%の確率で恋愛絡みの歌詞なので、
歌詞を訳してわからない単語を覚えると、日常ではあまり使わないような単語や表現など、
若干偏った単語を覚えることになるかもしれませんが、
歌の意味を理解できるようになりながら聴けるようになると、スペイン語学習の面白さが増すので、
面倒くさがらずに一文一文丁寧に意味を確認していくと良いと思います。
いくつか私が好きな曲も載せておきます。
Propuesta Indecente
日本語にすると「不誠実な提案・誘い」みたいな意味になると思いますが、
歌詞の内容は他の男性といる女性を誘って奪う、みたいなもので、
性的な描写も多くあまり良い教材とは言えないかもしれないですが(歌っているロメロ・サントスの曲は大体そういう類のものが多いです)、なんといってもバチャータの独特のリズムが癖になります。
学生の頃にこの曲には出会いましたが、その時は歌詞の意味も碌に調べず、
ただリズムが好きという理由だけで聴いていました。
Nunca Es Suficiente
こちらの曲は「ずっと充分じゃない」ということで、曲名からもわかるように恋愛に関する曲です。
この曲はテンポがゆっくりで歌詞も繰り返しが多かったり、単語も聞き取りやすいので、
スペイン語の曲で何か聴いてみたいというものがあれば、お勧めの1曲です。
Vivir Mi Vida
そして最後はマーク・アンソニーのVivir Mi Vidaです。
この曲は聴いていて体を自然と動かしたくなってくるくらい、サルサのノリノリな感じが満載の曲です。
歌詞も繰り返しが多く簡単な単語が使われているので、割と簡単に覚えられますし、
すぐに自分で口ずさんだりできるようになると思います。
あんまり勉強する気起きないな、と思うような時に是非一度聴いてみて下さい!
3.模試本
さて、スペイン語の曲紹介のようになってしまいましたが、
話を戻して最後は模試本での単語学習です。
私がDELE A2を受験した際に使っていた模試本はこちらです。
こちらの模試本はA1とA2の両方の内容が収録されているため、
A1とA2どちらを受験しようか悩んでらっしゃる方にもおすすめですが、
私はこの模試本を使って問題を解いて、わからない単語をノートに書き出すなどして
別途単語帳を作成して覚えるようにしていました。
4.まとめ
以上、私がDELE A2の試験に向けて単語力をつけるために行なっていた
おすすめの勉強方法3選をお伝えしていきましたがいかがでしたでしょうか?
歌なんかは特に人によって向き不向きもあるところかもしれませんが、
出来るかぎり日常にスペイン語を取り入れてみる、ということをしてみると、
意外なところで記憶が繋がったりして効果を感じられると思います。
また、単語は一度では覚えられない、一回覚えてもまた忘れる、というのを繰り返して
徐々に定着していくものだと思うので、単語を覚えるために沢山のまとまった時間を取る必要もなく
隙間時間を使って手軽に勉強していくのが良いのではないかと思います。
私が現在DELE B2受験に向けて実践中の単語の勉強方法をまとめた記事もあるので
是非参考にしてみて下さい。
それでは本日はこの辺で!
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