こんにちは、松本です。私はDELE B2の試験準備真っ只中ですが、準備する中で一番億劫でやるのに体力を使うのがスピーキングの試験対策です。自分で採点するには基準が曖昧ですし、そもそも試験官の人との会話で本番は行われるので、自分一人で練習するにしても間違いなどに気づけないし、何よりできない状態の自分に直面するのが怖くてなかなか積極的には取り組めていません。
この記事を読んでくださっている方というのは、私と同じくスピーキングの準備に苦労されている方がほとんどかと思いますので、そんなしんどいセクションではありますが私が個人的にどのように試験対策を行なっているのか、その方法を紹介していこうと思います。
DELE B2のスピーキング試験の内容は？
DELE B2のスピーキング試験では以下のような内容が問題となります。
TAREA 1. Valorar propuestas y conversar sobre ellas. (6-7 minutos)
Usted deberá hablar durante 3-4 minutos de las ventajas e inconvenientes de una serie de
soluciones propuestas para una situación determinada. A continuación, conversará con el
entrevistador sobre el tema. Deberá elegir una de las dos opciones propuestas.TAREA 2. Describir una situación imaginada a partir de una fotografía y conversar sobre
ella. (5-6 minutos)
Usted debe imaginar una situación a partir de una fotografía y describirla durante 2-3 minutos. A continuación conversará con el entrevistador acerca de sus experiencias y opiniones
sobre el tema de la situación. Tenga en cuenta que no hay una respuesta correcta: debe imaginar la situación a partir de las preguntas que se le proporcionan. Deberá elegir una de las
dos opciones propuestas.TAREA 3: Opinar sobre los datos de una encuesta. (3-4 minutos)
https://examenes.cervantes.es/sites/default/files/dele_b2_modelo0.pdf
Usted debe conversar con el entrevistador sobre los datos de una encuesta, expresando su
opinión al respecto. Deberá elegir una de las dos opciones propuestas.
スピーキングのセクションは大きく分けて3つに分かれており、
Tarea1では、ある定められたテーマについて、解決策のメリットとデメリットについて3-4分で話し、その後試験官とそのテーマについて会話を続けなければいけません。テーマは2つ用意されており、どちらかを自分で選択します。
Tarea2では、写真が用意されるので、その写真を見て架空の状況をイメージし、2-3分でその状況について説明し、そのテーマや状況について自分の経験や意見を踏まえて試験官と会話しなければいけません。
Tarea3では、ある調査に関するデータが提示されるので、それについて意見を述べ、試験官と会話しなければなりません。
また、Tarea1と2には20分間の準備時間が与えられ、自分の決めたテーマに関してメモを取ったりする時間が用意されています。当然、そのメモを丸々読むことは良い評価にはなりませんが、スピーキングの試験だからといって、ただペラペラと何も見ずに話すことができればそれで良いのかというとそうでもなく、しっかりと準備した上で使える情報をフルに活用して試験官とのやりとりを行えるスピーキング以外の力も試されています。
参考書を使わないスピーキング試験対策3選
それでは、いよいよ参考書を使わずにどのようにスピーキング対策を行えば良いか対策方法を紹介していきます。
1.公式に公開されている問題から出題形式を把握
参考書ではないものの、結局問題はちゃんと解くのかと思われてしまいそうですが、無料で手に入る試験に一番近い形式で勉強ができるものが公式に公開されているサンプルの問題だと思うので、これは使わない手はないと思います。
サンプルの問題は以下の2つのリンクに貼って起きます。
https://examenes.cervantes.es/sites/default/files/dele_b2_modelo0.pdf
https://examenes.cervantes.es/sites/default/files/DELE%20B2_EIO_T1_T2_2013.pdf
2.自分で問題を作ってみる
そんなので良いのかと思われてしまうかもしれませんが、自分でいろんな問題をイメージして様々な状況に対応できるような準備をすることが試験本番での回答の質に繋がってくると思います。
データを見て答えるような問題は難しいかもしれませんが、写真を見て状況を説明する問題であれば、もはや写真がその場になかったとしても、自分の目で見た状況をただただ説明できるかどうかやっていくだけでも表現や単語の練習になると思います。
3.ChatGPTに聞いてみる
DELEの試験対策をしていて困ることの一つとして「試験対策に直接繋がると実感できる教材が少ない」ということが挙げられるのではないでしょうか？模試本が唯一試験対策を網羅的にカバーした教材と言えるかもしれませんが、解答も解説が不親切なものも多く、結局は探り探りで対策を進めていくしかないように感じます。英語で言えばTOEIC・TOEFLだったり、受験勉強の教材のように、各セクション対策用の解説も丁寧にされている教材などがDELEには現状残念ながら存在していないと思います。
また、模試本も新しい問題に触れられる回数が限られているので、練習のためだけに無駄にしたくないと解き渋ってしまいがちなのも、学習者としての心情ではないかと思います。そこで活用できるのがChatGPTです。ChatGPTを用いて、DELE B2のレベルに適したスピーキングの問題を作成するようにプロンプトを作成すれば、様々なパターンの練習問題を生成することが可能です。どこまでそのレベルに近づけられるかはプロンプトの書き方次第ですが、これによって練習用の問題はほぼ無制限に作成することができますし、解説なども聞けば答えてくれるので自分の頭の中で腑に落ちない状態を避けなが勉強を進めていくことができます。
私も最近DELEの対策にChatGPTを活用し始めたばかりなので、その効果や可能性はまだまだ計り知れませんが、効果が実感できればまたChatGPTを活用した勉強方法・試験対策方法についても紹介していければと思います。
まとめ
以上、参考書を使わずにDELE B2の口頭試験対策をする方法を紹介してきましたがいかがでしたでしょうか？参考書を買わずとも、自分で手に入れられる情報をうまく活用していけば十分に対策を行うことは可能だ、という可能性を感じて頂ければ嬉しいです。特に、独学されている方は自分の勉強方法が本当に正しいのか、常々悩みながら勉強されているかと思いますが、悩む暇があるならその1分1秒を勉強することに使うことが一番の解決策だと思うので、根気強く・粘り強く勉強を進めていきましょう。
それではまた！
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