【注意】合格者が語る!DELE B1 試験勉強中にやってはいけないこと

スペイン語

こんにちは、松本です。DELE B1の受験に向けて勉強をしていると、自分の勉強の仕方がこれで良いのだろうかと疑心暗鬼になってしまうことはないでしょうか?DELEの試験勉強に関して巷に情報があまり出回っていないので、そういった状態になって悩んでしまうことは多いかと思います。
なので、今回は私がDELE B1を受験した時の経験から、試験勉強中にやらない方がいいなと思ったことを紹介していきます。人によって正しい勉強方法は様々異なると思いますが、避けた方が良い勉強方法というのはある程度どの人にも共通するのかなと思いますので、今まさにDELE B1に向けて勉強中の人の参考になればと思います。

1.模試本の解き渋り

DELEの試験勉強をしている人であれば必ず一冊は購入するのではないかと思う、模試本ですが、購入したは良いものの、解ける回数も決まっているので、「新しい問題は自分が準備が十分できたと思えてから」、「試験が近づいてきて自分の今の実力で合格できるか確かめるために使いたい」という気持ちで解かずに寝かせてしまう人も多いのではないでしょうか。

かく言う私もそのうちの一人で、わかってはいてもなかなか試験までに全ての模試を解き終えることができません。一回一回大事に解きたい気持ちはわかるのですが、折角試験に近い形式で解ける問題が手元にあるのに、有効活用せずに残して本番を迎える方が余程勿体無い参考書の使い方をしてしまっています。

解き渋って全部解けずに本番を迎えてしまうよりも、全ての模試を解いてから本番を迎えた方が、余程試験の対策としては有意義になると思います。

2.自分がやりやすいセクションに偏った勉強

試験はリーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4技能に分かれていますが、試験対策の勉強をそれぞれ満遍なく行うことが難しいです。自分一人で勉強する人が多いと思うので、能動的に自分で発信しなくてはいけないライティングとスピーキングは特に心理的に敬遠しがちなセクションにだと思います。「できない自分が恥ずかしいから」、「リーディングやリスニングは使えそうな教材やネット上で探した文章や動画を使えば練習した気になれるから」と、簡単に勉強しやすい方に偏って勉強しがちです。
実際私は、リーディングに勉強が偏りがちになったため、その他の技能の勉強が疎かになってしまい、ライティングでは最後時間が足りなくなり書ききれなかったり、スピーキングでは質問に対して的を射た回答ができなかったりと、かなり苦し紛れになってしまいました。練習中でできないことが本番でできるようになるはずがないので、やはりどのセクションも毛嫌いせずに準備をしておくことが大切です。

特に、ライティングとスピーキングは避けがちなセクションですが、事前に準備しておくことでかなり安定して得点が見込めるようになるのではないかと思います。ライティングであれば、作文の時間配分や、文章の構成、接続に使う表現などを事前に準備しておけば、本番でもある程度その型にはめて解答することができるようになると思いますし、スピーキングも話す内容がどのようなものかを模試を使って大体は確認できると思うので、自分でお題などを考えて、それに対してどのように話すのか、と言うことをシュミレートして準備を進めていけば、本番は決まった形に会話を持っていけば、戸惑ったりする部分も少なくなると思います。スピーキングは流暢に日常会話ができるよりも、どれだけ準備していけたかが得点に繋がるポイントだと思います。

3.単語を単体で覚えて文脈の中で使わない

どのDELEのレベルであっても言えることではあるかもしれませんが、B1からは使われる単語のレベルも難易度が上がってくるので、特に意識した方が良い点だと思います。単語が難しくなってくるから、単語帳を使って意味を覚えようとする人も少なくないかと思います。それ自体は悪いことではないと思いますが、単語単体で覚えても、いざ実際に文章の中で使われているところに遭遇しても、見たことはあるけど意味が出てこない、と言った現象に陥ることが多々あります。文章の中に出てきて、何度も読み返せるのであれば時間をかけることができますが、リスニングで音として流れてきた場合は、自分のペースを待ってはくれませんし、スピーキングでも出てこないと詰まってしまって流暢さが欠けてしまい会話がスムーズに続けられない、と言うことが起こってしまいかねません。

なので、単語を覚えるにしても、一工夫してあげると4技能全てに活かせる単語の覚え方ができると思います。My単語帳を作る方もいるかと思いますが、単語を単語とその訳だけを対にして覚えてしまうのではなく、できるだけその単語が使われている例文を探したりして一緒に書き込んだり、熟語としてよく使われる表現があれば単語に加えて、熟語も一緒に書いておくなど、単語を単体で覚えてしまわないようにするのがおすすめです。
また、スペイン語↔︎日本語の直訳にして、「日本語でこう言う言い方だから、スペイン語でもこう」というような使い方をしてしまうと、どうしてもスペイン語として変な使い方をしてしまったりする場合が発生してしまいます。できるだけネイティブの人のニュアンスを理解しながら勉強を進めていくためにも日本語でも国語辞典を使うように、スペイン語をスペイン語の辞書で調べてみると言うことをするのは、スペイン語力を上げていくためにかなり効果があると思います。その分当然労力はかかりますし、難易度も上がりますが、後々の効果を考えるとやっておいても損はないのかなと思います。

また、自分で単語帳を作るのが面倒臭い、普通に市販の単語帳を使って勉強したい、と言う方は以下の単語帳がおすすめです。

 SPANISH TO THE POINT

こちらの単語帳は、DELE B1に出てくる難易度の単語が収録された単語帳です。英語↔︎スペイン語でそれぞれの単語の意味が掲載されており、その単語が使われた文章も一緒に載せられています。スペイン語をスペイン語で説明しているわけではないので、ニュアンスまで完璧に理解できるかと言われるとそうではないかもしれませんが、少なくとも日本語よりかは英語の方がスペイン語に近い言語であるので、ニュアンスを含め理解するのなら、日本語↔︎スペイン語の単語帳よりかは良いのではないかと思います。

まとめ

以上、DELE B1の試験対策をする際にやってはいけないことをお伝えしましたがいかがでしたでしょうか?これが万人に共通する正しい勉強法!だとか、これさえやれば1日で劇的にできるようになる!と言った勉強方法は存在せず、やはり誰もが知っているような地味な勉強方法を、着実にこなし続けるのが結果的に一番の上達への近道ではないかと思うので、日々の継続を大切にしていきましょう。

それではまた!

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