【DELE B1】試験の難易度と勉強に使ったおすすめの問題集を紹介

スペイン語

スペイン語を勉強しようと励んでらっしゃる皆さん、こんにちは。スペイン語の勉強の一環としてDELEの受験を志される方は多いのかなと思いますが、DELEの問題点としてレベル感がイマイチ分かりづらく、自分はどのレベルを受験すればいいだろう、と悩まれる方も多いのではないかと思います。

本日はそんな方のために、私が実際にDELE B1を受験してみて感じたレベルと、私が受験時に使っていた問題集を紹介していこうと思います。

1.DELE B1の難易度

まず初めにDELE B1の難易度についてお話していこうと思いますが、適当な話してるんじゃないだろうなと思われないよう、私が受験した時の点数をお見せしておこうと思います。

DELE B1のスコア

ということで、Grupo2は辛うじてではありますが合格しております。

私はB1を受験したのと同じ年の3ヶ月ほど前にDELE A2を受験し、合格した流れでそのままB1に挑みました。

DELE B1の難易度は、というとWebサイトにはこのように書かれています。

DELE B1(中級)

日常での身近な事柄や学習・仕事に関する既知の内容を理解することができる。大抵の状況で適した応対ができ、既知のテーマや個人的に興味があること、経験、出来事、希望、願望、計画、意見など簡単に表現することができるレベル。

https://tokio.cervantes.es/jp/dele_diplomas/information_diplomas_spanish.htm

DELE A2と比べてみるとどうでしょうか

DELE A2(初級)

日常で身近な表現、自分自身や家族のこと、買い物、興味のある場所、仕事など簡単な日常的事柄や、すでに経験がある事項に関して理解をし、即座に応対をすることができる。簡単な既知の内容や習慣の会話、自身の過去の出来事や身の回りで起こったことの描写など、必要に応じて表現することができるレベル。

https://tokio.cervantes.es/jp/dele_diplomas/information_diplomas_spanish.htm

DELE A2では日常的な内容や仕事に関しても簡単な内容を理解する能力があれば良い一方で、DELE B1では学習や仕事での内容で、大抵の状況において適した対応ができる能力が求められます。

イマイチ違いがわからない、抽象的だと思われるかもしれませんが、まさにその通りで、DELE B1ではより抽象的な内容・事柄を扱う機会が多くなってくると思います。

例えばですが、スピーキングではA2でもB1でも写真を見て、そこに写っている内容を説明するという問題があります。

A2では「テーブルの上にスプーンが置かれている」、「人が3人いて話してる」など、写っているものをただただ羅列していくような内容で乗り切ることができましたが、B1ではもう少し踏み混んで、その写真に写っている人の関係だとか、何をしているか、そう考えるのはなぜかなど、写っているものは似ていても回答する内容は、写っているものを伝えるだけでなく、感情や自分の推測など、より広い範囲の単語を扱える必要があります。

文法も現在形と過去形だけだったものに、接続法が入ってきて動詞の活用が複雑になってきます。(個人的にはあまりこの部分に関しては必要以上に心配する必要はないと思います。)

A2と比べて回答時間が伸びたり、問題の形式・問題数が変わるだけでなく、B1では扱われる内容・単語の抽象度がより高くなると思って頂ければいいのではないかと思います。それだけ聞くとよくわからないしなんだか難しそう、と感じられるかもしれませんが、問題を実際に解いてみたりとかするまでもなく、ちょっとハードル高そうだなと感じられて、今A2かB1のどちらを受験しようか迷っているという方がいらしたらA2からまずは受験してみることをお勧めします。

私自身も学生時代に基本的な文法は一通り勉強したことがあって、過去形の動詞の活用はなんとなく覚えている(接続法は全く覚えてない)状態からA2かB1のどちらから受験しようかと最初考えていましたが、A2だとパッと見た感じでも大体理解できる、B1は全くわからないわけではないけど、わからない単語も多く理解に時間もかかる、という状態だったので、A2からスペイン語の勉強を再開することにしました 。

両方試験を受けた感じ、A2はそこまで難しい内容が出てくるわけでもないので、少し見て大体理解できると感じるのであれば、その状態で準備をすれば合格する可能性はかなり高いのではないかと思いますし、まずは試験の感じに慣れる、という意味でもA2から受験を始めた方がいいのではないかと思います。平常時にはギリギリでB1に合格できる力があったとしても、いきなり勝手のわからない試験本番でその力が100%発揮できるとは思えないからです。

既にA2に合格されていて、次はB1を受験されようと考えられている方は、私が準備する期間が3ヶ月ほどであったのを参考にして頂ければ、同じくらいの期間があれば合格することも可能なレベルにはなると思って頂ければと思います。私の勉強方法もそこまで効率的であったとは思いませんし、試験の対策という意味ではもっとできることはあったと思うので、もっと点数を上げることも可能であったと思います。

2.受験時に使用していた問題集

それでは、DELE B1の難易度についてお伝えしたので、次は私が受験した際にどのような問題集を使っていたのか、ということをお伝えしていきます。

私が使っていた問題集は2冊あります。

1.模試本

まず、一冊目はこちらの模試本です。

よく目にする模試本なので、既に手に取って使われている方も多いかもしれませんが、私はDELE B1を受験した時はこちらのEDELSAから出版されている模試本を利用していました。

どんな模試本かということや他の模試本との比較はまた別の機会に行おうと思いますが、私がこの模試本を選んだ理由は、

・DELE A2の受験時には別の模試本を使用していたが、その模試本のB1がなかった

・他の人もよく使っている模試本であれば、使いにくい可能性も低いだろう

という理由からでした。

使い勝手等は特に考慮せず、他の人も使っているならまあ大丈夫だろう程度に中身を吟味せずに購入したのは今となっては反省点ですが、それでも何か一冊試験形式の問題が一通り掲載されている参考書を購入して試験対策しておくのは、非常に大事だと思うので、受験をするのであれば一冊は持っておきたい本の一冊ですね。参考程度ですが、他にも模試本のリンクを貼っておくので気になる方は是非確認してみてください。

2.単語帳

DELE B1の受験のために使っていた問題集のもう一冊が単語帳です。それが、こちらです。

DELE B1を受験する際に一番不安だったのは語彙量でした。文法などは大学の頃に勉強していた貯金?のためか、ある程度理解することはできたのですが、とにかく語彙量が少なく、日常的な単語ですら出てこないくらいのレベルでした。そのレベルで何を頼りに語彙量を増やしていけばよいのだろうと考えていたところ見つけたのがこの単語帳でした。

日本語で収録されており、難易度もDELE B1に即した単語を扱っているため、DELE B1のための単語を覚えるのあれば一番の近道かと思い手に取りました。

使ってみた感覚としては、学生時代に英語を勉強していた時と同じような感じで、英語版のスペイン語の単語帳よりかは使い勝手もよく、基本的な単語を覚えるための単語帳としてはかなり役に立ったかなと思います。

欲を言えば、単語のレベルが試験(特にリーディング)ではそれ以上のものが扱われることもあったため、掲載されている単語を覚えるだけで満足してしまうことがないよう、この単語帳はあくまで通過点くらいの位置付けとして使えれば尚良かったかなと思います。

それでも役に立った本だと思うので、B1を受験する方で自分の語彙量に不安がある方は、是非一度使ってみることをお勧めします。

3.まとめ

以上、私が受験してみて感じたDELE B1の難易度と受験時に使っていた問題集を紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?

受験費用もバカにならない値段なので受験して失敗したら…など考えて少し躊躇してしまうかもしれませんが、「もっとできるようになるまで」とか「もっと自信がつくまで」と思って先延ばしにしてしまうと結局いつまでも本気になれずにダラダラと勉強を進めてしまい、自分の目標としているレベルにまでは到達できなくなってしまいます

なので、そこで一歩踏み出してみることで、真剣にやらざるを得なくなりますし、その結果がどうであれ真剣に取り組んだ分スペイン語の運用能力自体は確実に前進すると思うので、受験してみようか迷ってらっしゃる方は、本気でやろうと思ってる方なら是非一度受験してみることをお勧めします。

私も絶賛DELE B2に挑戦中ですので、一緒に合格できるように勉強していきましょう!

それでは、本日はこの辺で!

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